キャスト・スタッフ

キャスト

柄本明  えもと あきら  (市川 義夫)

1948年東京都生まれ。自由劇場を経て、1976年劇団東京乾電池を結成。1998年の「カンゾー先生」(監督:今村昌平)では、報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、キネマ旬報、日本アカデミー賞の主演男優賞を総なめし、映画界における確固たる地位を築いた。2008年も柴田一成監督「リアル鬼ごっこ」、白石晃士監督「タカダワタル的ゼロ」(企画・出演)、橋口亮輔監督「ぐるりのこと。」、松原信吾監督「築地魚河岸三代目」、神山征二郎監督「ラストゲーム 最後の早慶戦」、瀧本智行監督「イキガミ」、曽利文彦監督「ICHI」などの劇場公開作品がある。新藤兼人監督作品では「生きたい」(99)「ふくろう」(03)に続いての参加となる。

豊川 悦司  とよかわ えつし  (山崎 良人)

1962年大阪府生まれ。1991年「12人の優しい日本人」(中原俊監督)で本格的映画デビュー。その後、数々の映画やテレビドラマで主役を務める。シリアスからコメディーまで幅広い役柄を演じ、名実共に日本を代表する俳優として成長を続けている。最近の主な映画出演作に行定勲監督「北の零年」(05)、樋口真嗣監督「日本沈没」(06)、廣木隆一監督「やわらかい生活」(06)、李相日監督「フラガール」(06)、黒沢清監督「LOFT」(06)、鶴橋康夫監督「愛の流刑地」(07)、森田芳光監督「サウスバウンド」(07)、瀧本智行監督「犯人に告ぐ」(07)、森田芳光監督「椿三十郎」(07)、万田邦俊監督「接吻」(08)、本木克監督「犬と私の10の約束」(08)、堤幸彦監督「20世紀少年」(8月公開予定)などがある。今回、「新藤組」には初参加となり、若き日の新藤兼人を情感豊かに演じている。

六平 直政   むさか なおまさ   (森山 三吉)

1954年東京都生まれ。武蔵野美術大学彫刻科大学院中退後、状況劇場を経て新宿梁山泊の旗揚げに参加する。個性的な風貌と確かな演技力で数多くのTVドラマ・映画に出演。周防正行監督「シコふんじゃった。」(92)、深作欣二監督「忠臣蔵外伝 四谷怪談」(94)、伊丹十三監督「スーパーの女」(96)、蜷川幸雄監督「嗤う伊右衛門」(03)、北野武監督「アキレスと亀」(今秋公開)、等の話題作で印象的な演技を披露。新藤兼人監督作品では「三文役者」(00)、「ふくろう」(03)に出演。ジャンル、作品を問わず幅広く活躍する屈指の名バイプレイヤーである。美術教員の資格、溶接の免許を持ち、金属彫刻のアーティストでもある。

川上 麻衣子   かわかみ まいこ   (市川 道子)

1966年スウェーデン生まれ。両親がインテリアデザイナーとしてストックホルムに留学中、現地で産声をあげる。9歳から10歳までの1年間をスウェーデンの学校で過ごす。玉川学園中学部在学中より児童劇団でレッスンを続け、NHK人間模様「絆」(80)でデビュー。同年TBS「3年B組金八先生」で注目を浴びる。清楚で透明感のあるキャラクターで、数多くの雑誌グラビアを飾る一方、確かな演技力を持つ女優としてTVドラマ、映画で活躍。
現在は語学力を生かした紀行番組から舞台まで幅広い出演で人気を獲得している。新藤兼人監督作では「地平線」(84)、「ブラックボード」(86)、「三文役者」(00)に出演。

大竹 しのぶ  おおたけ しのぶ  (藤川 みどり)

1957年東京生まれ。浦山桐郎監督「青春の門~筑豊編」(74)に抜擢されデビュー。
同年、NHK朝の連続テレビ小説「水色の時」に出演し、国民的ヒロインとなる。
その鮮烈さは天性の演技力と称賛され、以降、気鋭の映画監督,舞台演出家の作品には欠かせない女優。
新藤兼人監督作品では、「生きたい」(99)、「ふくろう」(03 モスクワ国際映画祭最優秀女優賞受賞)、脚本作「陸に上がった軍艦」(07 語り)に出演。
主な出演作に野村芳太郎監督「事件」(78)、降旗康男監督「鉄道員」(99)、行定勲監督「GO」(01)、吉田康弘監督「キトキト!」(07)、舞台「メディア」(蜷川幸雄演出)、「スウィーニー・トッド」(宮本亜門演出)等、作品毎での圧倒的な存在感は、世代を超えて支持を受け続け、主要な演技賞を数々受賞し高い評価を得ている稀有な女優。

スタッフ

 

新藤 次郎  しんどう じろう  (プロデューサー)

1949年神奈川県生まれ。1971年日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中より新藤兼人作品を中心に独立プロのスチールを担当。1979年から三船プロダクションにて「大江戸捜査網」(TX)のプロデューサーを担当。「ブラックボード」(86)から近代映画協会にてプロデューサー。現在、㈱近代映画協会 代表取締役社長。

林 雅彦  はやし まさひこ  (撮影)

1958年大阪府生まれ。大阪工業大学中退後、1980年横浜放送映画専門学院(現日本映画学校)に入学。卒業後、東映大泉撮影所に撮影助手として入所し、TVプロに所属。フリーの撮影助手として、岡本喜八監督「大誘拐 RAINBOE KIDS」(91)、黒澤明監督「八月の狂詩曲」(91)などに参加。1998年より新藤兼人監督作品のBキャメラ撮影担当として全ての作品に携わり、本作よりメインの撮影を担当。

山下 博  やました ひろし  (照明)

1940年北海道生まれ。1959年新東宝に入社、照明課に配属。1964年よりフリーとなり、1966年より国際放映撮影所で照明技師として数多くのTVドラマを担当。1984年「地平線」で新藤兼人監督作品を担当以後、同監督の全作品に照明技師として参加している。

金勝 浩一  かねかつ こういち  (美術)

1963年東京都生まれ。横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)卒業後、
小林正樹監督「食卓のない家」(84)に参加し戸田重昌美術監督と出会う。
阪本順治監督「トカレフ」(94)で劇場映画デビュー。
主な作品に曽利文彦監督「ピンポン」(02)、荒戸源次郎監督
「赤目四十八瀧心中未遂」(02)、古厩智之監督「ロボコン」(03)、
高橋伴明監督「火火」(04)、塩田明彦監督「どろろ」(06)、
新城毅彦監督「Life 天国で君に逢えたら」(07)等多数。新藤作品には今回待望の初参加となる。

林 光  はやし ひかる  (音楽)

1931年東京都生まれ。日本を代表するクラシックの作曲家。東京藝術大学作曲家中退。尾高尚忠、池内友次郎に師事。1953年交響曲「ト調」により芸術祭賞受賞。以降第4回、第44回尾高賞(56、96)、第30回サントリー音楽賞(98)等数々の受賞に輝く。新藤兼人監督とは「第五福竜丸」(59)以降、ほぼ全作品で音楽を担当。「裸の島」(60)ではモスクワ国際映画祭作曲賞を受賞している。現在はオペラシアターこんにゃく座の芸術監督もつとめている。

尾崎 聡  おざき さとし  (録音)

1965年神奈川県生まれ。日本映画学校卒業。1986年、新藤兼人監督「ブラックボード」録音助手として映画界入り。その後崔洋一監督「刑務所の中」(02)、新藤兼人監督「ふくろう」(03)にて録音助手、せんぼんよしこ監督「赤い鯨と白い蛇」(06)、山本保博監督「陸に上った軍艦」(07)にて録音を担当している。

渡辺 行夫  わたなべ ゆきお  (編集)

1952年新潟県生まれ。日活テレビ・映画芸術学院卒業後、編集の近藤光雄氏に師事。教育映画、TVドラマ火曜サスペンス劇場「浅見光彦シリーズ」などを手がけたのち、1992年新藤兼人監督作品「濹東綺譚」で劇映画デビューを果たす。以後、同監督作品ではすべて編集を担当。他の作品に市川準監督「大阪物語」(99)、山本保博監督「陸に上った軍艦」(07)などがある。

相田 敏春  あいだ としはる  (小道具)

1951年福島県生まれ。早稲田大学文学部中退後、多摩芸術学園映画科を卒業し、映画小道具の世界に入る。五社英雄監督「雲霧仁左衛門」(79)で初めて映画作品に携わる。主な作品に篠田正浩監督「写楽」(95)、今村昌平監督「うなぎ」(98)、ホウ・シャオシェン監督「珈琲時光」(04)等。
新藤作品では、「濹東綺譚」(92)、「三文役者」(00)、「ふくろう」(04)を担当している。

山本 保博    やまもと やすひろ  (助監督)

1959年福岡県生まれ。早稲田大学を卒業後、1984年松竹シナリオ研究所基礎科を経て松竹テレビ部にて助監督見習いを開始。以降フリーとしてTV・映画の助監督を経て、近代映画協会を中心にTV・ビデオの演出を手がける。「濹東綺譚」(92)から新藤作品に参加。2007年には、新藤兼人原作・脚本・証言のドキュメンタリー・ドラマ「陸に上った軍艦」で長編監督デビューを果たした。

岩谷 浩  いわや ひろし  (ラインプロデューサー)

1972年秋田県生まれ。日本映画学校中退。在学中より、近代映画協会の教育映画に見習いとして参加。
以後、製作部として撮影現場につく。北野武監督「座頭市」(03)、松尾スズキ監督「恋の門」(04)、
澤田鎌作「西遊記」(07)など数多くの作品を担当。
新藤兼人監督作品では「濹東綺譚」(92)、「午後の遺言状」(95)で製作進行、「生きたい」(99)、「三文役者」(02)で製作主任を担当している。